2020-01-01から1年間の記事一覧

2020年最後の「文蔵の滝」となる

2020年最後の滝は、穏やか日となった。 新型コロナウイルスの変異種が発見された。 さて、2021年という年はーーー? ここに掛かる橋は、現世から彼岸に渡る所、 色々な心配があっても、こころをす~と軽く してくれる場所であることを、自分自身の …

夕闇と静寂「文蔵の滝」

急用ができたので滝に着いたのは 二時を過ぎていた。 滝へ続く道には、ところどころに水溜りが 出来ている。 滝に入るころには、小雨も止み 流れる雲から青空も顔を出す。 岩と木々に囲まれた滝の黄昏は早く 夕闇と静寂の中、緑と山茶花の花が ぼんやりと浮…

はやぶさ2に思いを寄せて「文蔵の滝」

「はやぶさ2」の持ち帰った砂によって、 生命は宇宙のどこで生まれて進化したのか 起源の謎がときあかされるかもしれない。 暗闇に心を置き去りにしていた頃がある。 生まれてきた意味、何故こんなに苦しいのか。 その時なにか目に見えない大きなものに対し…

仲間と宝珠「文蔵の滝」

一年以上あえなかった仲間が顔を見せてくれた。 以前よりましてきれいな肌、すがすがしく超越した 感じさえ見受けられる。 十年あまりお世話していた母上が、 十一月に亡くなられた。 話の中で、彼女が何度も口にされたのが、 後悔ではなく母上への感謝の気…

だれよりも先にー「文蔵の滝」

ツバキ科である「茶」の花の最盛期は過ぎ、 その上に立ち並ぶ「南天」の木々の枝は、 赤く熟した実によって垂れ下がり、 まるでブドウのふさのようである。 滝の周囲を取り囲む「モミジ」は、 天高くそびえる木々と、横に広がる木々に 育ち方が分かれる。 緑…

枯葉の乱舞「文蔵の滝」

風という地球の呼吸は、大樹から一斉に 枯葉を吹き飛ばし、舞う一枚一枚の輝きは 花吹雪の美しさに匹敵する。 渦巻く風は、地上の枯葉を遠くへ遠くへと 運び、あらゆるところに落ちていく。 この光景は、我も人生の風に逆らうことなく 身をゆだねるのもわる…

焚火の魅力「文蔵の滝」

今日の滝は千客万来である。 干し柿の時期は観光客も増え、次々と人が来る。 二組の行をする人たちもやってきた。 はじめに来た人達には、二人の赤ちゃんが 誕生していた。初滝となる赤ん坊の生命の 輝きは、太陽と澄んだ空気と一体になり オーラがすごい。…

花の世界は小宇宙「文蔵の滝」

傘が手放せないとのことであったが、 一度も傘の出番はなく、滝の水も温かく感じた。 焚火の回りで、三つ葉の花を見つける。 2、3ミリの白い花をルーペで見ると、 ふちが白く、全体に薄ピンク色である。 5本のおしべが囲むのは、めしべである。 小さな、…

神無月から霜月へ「文蔵の滝」

十月最後の滝行となるこの日は、 雲ひとつない青空。 少し早起きして続けた運動は、 三か月経つ。おかげで歩くわが身が軽い。 だから、自慢と嬉しさを感じながらの行である。 滝行を初めて何十年になるが、続いたのは 水が好きだったことが大きいと思う。 小…

一期一滝「文蔵の滝」

滝周辺の農家では、干し柿作りがはじまり、 すでに家の前に吊るしているところもある。 この風景を写真におさめょうと、 競うカメラマンたちで賑わうのは 十一月いっぱい続く。 きわだつ花の美しい時は移り、 控えめな野草が、白、青、薄紫色の、 小さな五ミ…

焚火の有難さ「文蔵の滝」

水しぶきを上げ、ワイパーのリズミカルな音と共に 車は進んでいく。 見上げた山々は霧に包まれ いつもと違う風景、墨絵の世界である。 どこからともなく金木犀の香がしてくる。 ふと、自分の中に仕舞っていた別の感覚が 開く感じがした。 今日は、家族だけの…

滝から竜に・・・「文蔵の滝」

台風が来ると、「滝は竜」と言う生き物に変身する。 水は永遠に変化を続ける。 流れ下って行くもの、渦を巻いて天に昇るものなど。 半眼から垣間見た世界は、迫力の中に 神々しい感じさえする。 速い流れは、いくつもの小石を回転させる。 なんとか踏ん張っ…

神無月と「文蔵の滝」

滝周辺の柿農家は、収穫に忙しい時期だ。 気持ちのいい秋晴れ、外気温も良い条件で 臨む滝行も、一週間の経過は大きく 秋の深まりに焚火はかかせないものになってきた。 焚火といえば、楽しみの一つ焼き芋がある。 金網の上は、キラキラのホイル服に包まれた…

九月から十月へ「文蔵の滝」

そろそろ九月も終り十月がやって来る。 美味しい食べ物が多い、魅力的な月だ。 運動会のお弁当は、母が作ってくれた 「巻きずし、栗ごはん、おかずも好きなものばかり 入っていた」。 デザートは、「みかん、柿、なし、ぶどう」 どれも大好物だ。 まさに、花…

夏から秋へと・・・「文蔵の滝」

彼岸花一輪見つけると、あそこにも、こんなところにも 次から次へと忙しい。 クズに被われた土地でも、鮮やかな赤を見落とさない。 水の冷たさの違いを感じながら今日も、 滝行を無事終えることができた。 川で耳を澄ませると、ひぐらしの声が、、、。 夏と…

本心が聞ける「文蔵の滝」

滝行が終わりこころも落ち着いたところで、 自分自身の欠点と良い所をじっくり考えた。 欠点ー「頑固、強情、図々しい、意地が悪い 意地が汚い、傲慢、高慢」 意味は重複しているかもしれないが 思いつくままに並べてみるとこうなる。 さて、良い所は・・・…

「文蔵の滝」での一日

大型で非常に強い台風十号の影響が心配だ。 大きな自然の猛威に生き物は 耐え忍び過ぎ去るのを待つしかない。 こんな時死というものを改めて考えてしまう。 生まれ変わりはあるのか、この生一回きりなのか 考えが及ぶものではないが・・・。 「死をむかえる…

クロアゲハのいる「文蔵の滝」

十薬の煎じる香がしてくる。 鼻から身体全体に広がり、気分が落ち着く香だ。 昨日の滝では、死者の使いともいわれる 「クロアゲハ」を見る事ができた。 その優雅な姿は、まるで天女のようである。 長く続く暑さで涼をもとめて滝に来る人も多い。 少しの時間…

永遠の命「文蔵の滝」 

「死がなく永遠に続く命」、「死も含めた進化」 あなたならどちらを選ぶ? こんな話題もでる滝での時間、 どちらにしても満たされた気持ちが、 永遠に続くこと。 「文蔵の滝」は、それが叶う。 毎週土曜日滝行しています。 観に来てください、待っています。…

魂が蝶となり、、、「文蔵の滝」

今日は「終戦の日」。 亡き人の魂が蝶となって舞い降りて来たのか? 色とりどりの蝶、はじめてみる蝶、岩の上川岸にと 目の前にもゆらり、ひらりと舞う。 青空の下、流れ落ちる白い水の中に、 円い虹が掛かり、そこにドドドーという 太鼓のような地響きが加…

気が充満する「文蔵の滝」にようこそ

猛暑が続くと、冷蔵庫の開け閉めがひんぱんになる。 そこには、気持ちよさそうに並ぶ食べ物が、 その横に身を寄せたくなる。 特に冷凍庫の住人のように、 自然解凍でもどれる身体がほしいものである。 ソフトな野菜室といった感じの「文蔵の滝」は、 天然の…

黒い蝶が舞う「文蔵の滝」

イワタバコの花二輪咲いている。 花の数が少ない、今年は咲くのが遅いのかな? ひんやりした空気の中に身を置いていると、 黒い蝶は何を吸収しているのか、 触覚を地につけている。 気配を感じたのか、ゆっくり飛び、いや、 舞うといったほうが合う。 頭の上…

わかれもいろいろ「文蔵の滝」

「死にわかれ、引き裂かれたわかれ、 自分が招いてしまったわかれ」等。 それぞれに、「悲しみ、後悔、みれん」などの こころの痛みが伴う。 -こんなときこそ「文蔵の滝」だ。 「不運とのわかれ、悪縁とのわかれ」 これらも然りである。 -先ずは試す価値あ…

大きなイワタバコが茂る「文蔵の滝」

滝に咲くイワタバコは大きいと聞いて 写真に収めるために来た、というご夫婦 すこし早かったようだ。 8月頃になると、岩の間から流れ落ちる水によって 瑞々しくて大きく茂った葉が揺れ、妖精が並んで 座っているような、紅紫色の花が見られるのだが 断念で…

さすが「文蔵の滝」

出発の時間になるが、横殴りの風雨 一時間遅い出発になった。 滝の周辺は、心配していた山崩れや 川沿いのすでに沈下している場所にも 大きな変化はなかった。 水の量は多いが、濁りがないので幸運だ。 小雨が降りだしたので、小屋に入ると 中央に土の塊が落…

「石」のパワーが証明「文蔵の滝」

「一生に一度この滝に巡り合えるのも運命。 来た者だけが滝からあなた自身の「石」を 授かることができる。 その「石」があなたの願いを必ず叶える」。 そのパワーに圧倒されるのは間違いない。 大雨の後は特にパワーが強力になる。 7、8月はチャンス。 ー…

素晴らしい女性と「文蔵の滝」 

夜が明けきらないうちに、近くの運動場に行き 身体を動かすことを日課としている。 早起きは楽しい。 月、星を見ながら体操、太陽が昇るころには、 今まで飛んでいたコウモリは姿を消す。 コウモリは、人間が作り出した恐いイメージで 苦手な人も多い。 「チ…

瀑布となる「文蔵の滝」

昨日の雨で更に力の強い滝に変わっている。 大きな岩にもたれ、滝と対面の行である。 猛烈な水が顔面に容赦なく襲い掛かってくる。 2、3秒間弱まる時に、目を開け息をする。 なんとか異次元から、現実の世界に・・・。 今まで見えなかったものが・・・見え…

梅雨空の中「文蔵の滝」

今にも空からポツリポツリ雨粒が落ちてきそうだ。 曇り空は、緑の濃淡をはっきりさせる。 華やかな花々は終わり、これからはホタルブクロ、 オレンジ色は密集した緑のなかにあっても 熟したビワの果実だとわかる。 毎年頂く自然の恵みビワの実は、素朴な甘み…