神無月と「文蔵の滝」

 

 滝周辺の柿農家は、収穫に忙しい時期だ。

  気持ちのいい秋晴れ、外気温も良い条件で

臨む滝行も、一週間の経過は大きく

秋の深まりに焚火はかかせないものになってきた。

 焚火といえば、楽しみの一つ焼き芋がある。

金網の上は、キラキラのホイル服に包まれた

さつまいもが二列に並び、数分で、私達の

お腹と顔をホクホクさせてくれるのだ。

 今日は、家の近くで歩道、自転車の工事が終わり

祝典が開かれていた。それに伴い、夜花火が

あることをすっかり忘れていた。

大爆音でびっくり、夜空におおきな花火が

光の粒が降り注ぎ、消えないうちに次の

花火がーこんな近くで見るのははじめてだある。

 感覚器官が刺激され、大音響と共に開いた

大輪の一つ一つの色、形がはっきり記憶され

こころ踊る一日となった。