クロアゲハのいる「文蔵の滝」

 十薬の煎じる香がしてくる。

鼻から身体全体に広がり、気分が落ち着く香だ。

 昨日の滝では、死者の使いともいわれる

「クロアゲハ」を見る事ができた。

その優雅な姿は、まるで天女のようである。

 長く続く暑さで涼をもとめて滝に来る人も多い。

少しの時間差で先に滝行に入ると

待ってもらうことがあるので申し訳ないと思う。

 このところ滝は、流れ落ちる水の真下に

立つ事ができる水量である。

そこには、足場にてきした平らで大きな石もある。

 右側に流れてる激しい水は渦を作り、

その力は、滝着を引っ張り、ふくらはぎも

すごい水圧で痛い。

 滝から上がろうと前に進むと、

大きな石に足を取られ倒れる。

倒れかたがまるで月の宇宙遊泳みたいだ。

行ったことはないが、気持ちが良く

ふわーとした感覚なのだろう。

もちろん切り傷一つない。笑みさえ浮かぶ。

 だから滝行の魅力は無限だ。 

 魅力的な滝に来てください。

電話 072-297-4765 こいぜきけいこ