「人生変わった瞬間」―滝行です。
精神的に追い詰められていた時で、体の不調も重なった頃に
であった滝行なのであります。
教えて頂いた師からは、無知な私が生きていくうえで大事な
知恵も沢山教えて頂きました。
「はじめて滝行を体感したのは
八月の真夜中で山中の小さな滝であります。」
忘れもしないあの冷たさ、芯まで冷え切った体の震え
歯がかみ合わずガチガチが止まらないのです。
この時ほど焚火の温かさがありがたかったことはないです。
炎の色、燃え盛るパチパチ音、重ねた木が崩れる時星空に
舞い上がる火の粉が花火のように美しかったこと。
炎と音の効果が相俟って不思議な感覚でした。