フジとキリとハナイカダ「文蔵の滝」

 「フジとキリ」の花が同時に楽しめる時が

巡ってきた。

 「フジ」には「ヤマフジ」もある。

見分け方は、蔓が右巻き左巻きかで分かる。

 「キリ」は高木に大形の青紫色の花が

集まって咲くので、遠くからでもすぐわかる。

 今でも「キリ」で、家具や下駄が作られて

いる。

 過去には、女の子が産まれると嫁入り道具

のタンスを作るために、庭に「きり」を植えた

とか、、、?

 今年もハナイカダ花筏)の樹を見つけた。

ミズキ科である「ハナイカダ」は、名のとおり

葉の上に花を乗せた筏そのものである。

 淡緑色の葉の形は、仏像の背後にある

光背のようで、その上に小さな仏様の頭が

並んでいるように見えてしまう。

 その「ハナイカダ」を水に浮かべ、ルーペで

花を見て楽しんでいる。