ママッコ「文蔵の滝」

 毎週焚火に使う材木を頂く為作業所に向かう。

その山で珍しい植物を見つけた。

その名は「ハナイカダ花筏)」別名ママッコ。

 図鑑を開いてみると、ミズキ科、落葉低木

開花期は正に今五月である。

葉の上に花と実をつける変わった植物とある。

名も葉を筏にみたててつけられ、

花をのせた筏の意味。

見れば一目瞭然、見つけたときは見入ってしまった。

 葉の中央付近に雄花は数個、雌花は1~3個

径4~5ミリの淡緑色の小花をつける。

本当にムシメガネでみないと花が良く見えない。

花の後、雌花は球形の果実となり黒色に熟するらしい。

「その時が楽しみだ」。

 若葉は食用となり、すまし汁の具にすると、

花が葉の上にあって風情があるとのことだが・・・。